「パレートの原理」を活用する(宗松潤一郎)

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管理とは、「他人を通じて自己の目標を達成することをいう」 - 米国・経営者協会の元会長ローレンス・アブリーのことばである。

目標とは、「固定の時期に各個人に期待する一定の成果を述べたものである」が、管理者は自己に与えられた目標を、部下の支持と協力によって達成するものである。

〈パレートの原理〉
"ニッパチの原理"ともいわれるが、ものごとは、20%は重要だが、あとの80%は、さほど重要とは思われない社会現象をいう。

仕事の面では、次のように分類できる。

(1)少数重要項目
仕事全体の20%だが、大変重要な意味をもつ分野の仕事である。

(2)多数軽微項目
仕事全体の80%を占めるものだが、あまり重要でない分野の仕事をいう。

管理者は仕事をよく分析して、「少数重要項目」を発見し、優先順位を決めて重点的に力を集中せよ。

「多数軽微項目」は、どんどん部下にまかせて成果を上げるべきだ。

宗松潤一郎(インテリアプランナー)