お悔みの手紙(宗松潤一郎)

  • 投稿日:
  • by
お悔みの手紙は、簡潔を基本に「本日、本社より出張に来られた○○係長より、課長ご令息のこ計報を聞き及びました。

あんなに元気だった坊ちゃんが......、どうしても信じられません。

小生が当地に赴任の折に、うかがいしたお宅で、今度来るときはお土産ね、といって指切りした手のぬくもりが、今も残っています。

あの元気だった坊ちゃん......。

課長はじめご家族のお嘆き、お慰めのことばもありません。

遅ればせながら、心ばかりの香料同封いたしました。

ご霊前にお供えいただければ幸いです。

取りあえず書中お悔み申し上げます。

合掌」

お悔みの手紙では、ともに嘆き哀しむといった心情を表現するようにするのがポイント。

ただ、誇張にならない、誠意の表現であることに注意します。

なお、先方の悲しみを察して、死因などについて触れないというのが礼儀です。

宗松潤一郎(インテリアプランナー)